天候：曇り時々雨

気温：１９℃

海況：北風強い　波高４ｍ

どうも～こんばんは

１２月に入り、メンナンス月間に入ってましたが、今日と明日はメンテンスは一時お休みして、沖縄県マリンレジャーセーフティービューローの協力のもと、竹富町ダイビング組合主催でガイドダイバー対象のスキルアップ講習会が開催されています

今日の午前中は、西表島のネイチャーガイドの森本氏による、主に西表島の陸上に関するレクチャー

午後からは、今度は海に関することを、ミスターサカナの笠井氏と沖縄本島在住で、沖縄のニュース番組で１０年以上沖縄の海の生き物に関する紹介をされている、横井謙介氏によるレクチャーが開催されました

僕は、西表島に１５年くらい住んでいますが、毎日海ばかり行って、山のこと、陸上のことはほとんど知りませんでした

仕事が海をフィールドにしているので、山よりも海の方が面白いという観念で、あまり山に興味を持ちませんでしたが、今日の話を聞いて山の方にも興味がわいてきました

西表島の島の形成の仕方や、地質によって、太古の昔から現在まで西表島の自然が成り立ってきていることを聞くと、だからこれだけの亜熱帯のジャングルがあり、その中で独自に進化してきた、多種多様な生物が生息しているんだと知ることができました

うなりざきの船が留めてある下の浜の奥にある、浦内川を代表とし、西表島には多くの川が存在しています。

その河口には広大なマングローブ林が広がって、そこから海へと繋がっています。

山の中から川、そして河口域それぞれに、多くの生物が生息し、それぞれがこの自然をつくってきた大きな役割を果たし、守られているんだと

海の中も同じことが言えて、今の西表島の海をつくった様々な生物を僕たちが守っていかなければいけないのだと改めて思いました。

特に今年は、高水温によりサンゴが白化して死んでしまったところが多かったですが、それも自然の摂理なので仕方のないこと、死んだサンゴには、また新たなサンゴの卵が付き、そこからまた綺麗なサンゴ礁を形成していく地盤になっていくはずです

僕たちにできることは、例えば、船のアンカーやフィンキックなどで壊したりしないなど、自分たちにできることをやっていくしかありませんね

ただ自然環境を守るというのであれば、そこに入らないのがいいのかもしれませんが、そういうわけにはいかないので、森本氏もおっしゃっていましたが、利用しながら守るということが、大切なんだと思いました。

普段から、水中環境や生物の様子など変化がないか、目を光らせながら、ゲストの方を案内していきたいですね

他には、西表島の特別天然記念物、イリオモテヤマネコとカンムリワシの生態についてや、冬の時期だけ、解禁して食べることができる、リュウキュウイノシシの生態など興味深いお話を聞くことができました

お昼休憩を挟んで、午後からは海のお話し

まずは、笠井氏によるサンゴの話

サンゴとはというところで、褐虫藻はなんぞやということから、褐虫藻の役割、サンゴと褐虫藻の共生生活の仕組みや、サンゴが白化する理由など、今まで知らなかった内容も聞くことができました

横井氏のお話は、水中生物の疑問に関してのお話し

普段、毎日潜っている組合員も、そういえばあの時のあの生態はどういう意味があったのだろう

この魚のこの模様は何の為にあるのだろう

図鑑の魚の並び順の決まりとは

魚の名前の由来は

ハマクマノミの白い線、数が変わるのはなぜ

といった感じで、興味深々の内容でした

答えが気になる方は、是非西表の海に来て、一緒に考えてみてください

一日を通じて、西表島の大自然は山から海まで、本当に興味深く面白い環境なんだな～と実感、発見することができた有意義な日でした

今日は頭をいっぱい使いましたが、明日は体を使って、一時救命処置や、水中からの溺者の引上げ等の訓練をしてきます

最後に、今日の参加者で集合写真

それでは、また～～